恋side
幸せ、って今この瞬間を言うんだと思う
私を受け入れてくれる仲間が居て
みんなで笑い合って
こんな素敵なサプライズまで用意してくれて
楽しい時間を過ごせて
「恋、俺幸せ」
なにより、右京のあんな年相応の無邪気な笑顔を見たのはとても久々だった
右京の普段出ることのない部分を引き出したみんなにちょっと妬けるけど、そんな素敵な仲間を持てた事を誇りに思う
「右京、」
「ん?」
あれから右京の乾杯を合図に夜中までドンチャン騒ぎ
酔い潰れてみんな床に転がって寝てる間に、起きてるメンバーでゴミを片したり掃除したりして
とりあえず解散って形で朝方やっと右京の家に帰ってきた
「ありがとう」
「ああ」
シャワーを浴びて寝ようとしたけど、興奮が冷めなくてベッドで2人でまったりしている
なんとなく言いたくなったその言葉に込められたたくさんの意味を右京はきっと理解してくれてる
「…好き」
「俺は愛してる」
好き、といえば最大級の愛の言葉が返ってくる
ぎゅっと抱き着けば、頭の天辺にキスが降り注ぐ
顔を見つめれば、当たり前のように唇にキスが落とされる
「いつから好きだったの?」
「初めて会った時、俺にガン飛ばした恋の強さに惚れた」
「……なんか反応に困る」
「怯えるでもなく、可愛こぶるでもなく、俺と同格に接した恋に惚れた」
だから一目惚れなんだと言う右京に、初対面の時を思い出してみても全く一目惚れした様子なんて見受けられない
「ちなみにいつも不機嫌だったのは、恋の初恋が兄貴だったから」
「なにそれ可愛い」
「るせぇ」
拗ねたように首筋に顔を埋めた右京に、思い当たる節がたくさんあった
「ふふっ。私愛されてるね」
「当たり前だろ」
そのまま私の唇を塞いだ右京に
あぁ、好きだなぁ
と何故だか心が満たされた

