姫は自由に生きている




「恋ちゃん可愛すぎるっ…!」

「なんだあの笑顔!」

「か、かわいいっ…!!」

「はうっ」

「や、やられた…」


右京もライバルが増えて大変ですね


と、未だに黙りこくったままの右京に全員の視線がいく



「……心臓に悪ぃんだよ。バカが」




「そ、総長が!!!」

「「「「笑った!?!?!?」」」」


これまた驚いた、というか衝撃だった



だって、無表情・無口・無頓着を兼ね備えたあの右京が笑ってた


誰が見ても分かるくらい、口角を上げて嬉しそうに目を細めてしっかりと



そんな総長の姿を引き出した俺たちが、嬉しくないわけがない


「生きてて良かったああああ」

「幸せだああああああ」

「カッケええええええええええ」

「総長大好きだああああああああ」


この際語彙力の欠片もないメンバーは置いておこう



「恋、俺幸せ」


「ふふっ、右京が笑ってるの久々に見た」


むぎゅぅ、と恋さんを正面から抱き締めてスリスリと嬉しそうにしている右京の姿にこれまた俺たちは驚く



……もう恋さんが居ればどこでもあのゲロ甘右京になるらしい


嬉しそうな右京に応えるように、右京の背中に腕を回した恋さんは未だに涙を浮かべている



そんな幸せそうな2人の姿を見てるだけで、俺たちの心はあたたかく幸せだった





「ほらいつまでイチャついてるんですか。乾杯しますよ」



いつまでも離れない2人に飲み物を入れたグラスを渡す