姫は自由に生きている




隣に並ぶ右京に劣らない、独特な存在感を放つ彼女に倉庫にいる誰もが見惚れた



間違いなく、今この場を支配したのは彼女だ



「希姫への侮辱は希龍への侮辱

希姫への信頼は希龍への信頼

希姫は希龍の光だ

なにがあっても守り抜け」



右京の力強い言葉に、異論はあるか、なんて愚問だった



「7代目希龍総長、高町右京は

希姫、杉咲恋を命を掛けて守り続ける事をこの場で誓う」



俺たちが見ている中、恋さんの前で片足を立て膝をつき彼女の手の甲へキスを落とした右京



初代希姫の時、つまり5代目総長である琳さんが考えた希姫への忠誠と絶対を誓う為の正式な儀式


並んでるだけで絵になる2人の圧倒的なオーラに魅せられた俺たち



「以上。解散だ」


「「「「「うおおおおおおおおおおお」」」」」



興奮するメンバーを置いて、右京は彼女の手を引き去ってしまった


総長室、となるとしばらく出てきそうにないですね



「それじゃあ、歓迎会の準備始めますよ!!」


「「「「「はい!!!」」」」」


サプライズで帰ってこられたので、サプライズで返してみましょう



新たな希龍の歴史の始まりに胸を躍らせて俺たちはパーティの準備を始めた