「まあ、もう疲れたから好きに殴って構わないよ」
「今度こそ息の根止めてやるよ」
「ふふっ。お好きに」
そして何故だか突然、サバイバルナイフを投げ捨てて大人しく琳兄に殴られ始めたヤツに
本気でなにを考えてるのか誰一人としてわからなかった
少しして完全に意識を飛ばしたヤツを見た琳兄は、すぐさま圭介の元へ駆けつけた
「圭介は!?」
「もう迎えの車に乗せて運べるっす!」
救急車は、こんな時ですら面倒な事になるから呼べない
あくまで暴走族は、暴走族でしかないんだと蓮二が眉を下げてた
「帰ろうか、恋」
「〜うんっ!」
圭介は重症を負ったけど、みんなの処置が早かったから心の何処かで絶対大丈夫だと安心できた。
制裁が下され意識のないヤツに背を向けて、琳兄を先頭に私たちは今度こそ倉庫を出ようとした
パンッパンッパンッ
出ようとした、はずだったんだよ

