姫は自由に生きている



「あぁ…本当に可愛い俺だけのお姫様」
「もう帰してなんてあげない」
「やっと捕まえた」
「恋は俺だけのモノだよ?」
「ずーっと一緒」
「誰にも渡さない」
「愛してるよ」


ここに来て何日経つのか分からない

毎日洗脳のように繰り返されるこの言葉と


「いっ…やめっ……!」

「はぁ…はぁ…その反抗的な目も可愛い」

「い、たっ……」

「恋のナカ、何度しても狭くて本当に愛らしいよ」

「も……やめっ…んっ…!」

「俺の恋。俺だけの恋。あー、本当に可愛い。」


毎日幼い私の身体を満足するまで支配する男


わけが分からなかった
私が一体、なにをしたと言うんだ


帰りたい。みんなに会いたい。助けてほしい。


「少し出掛けてくるから良い子で待ってるんだよ。いってくるね」


ベッドで蹲って動かない私の頭にキスを落とすとバタン、と扉を閉めて出て行った男


外を見ても木しか見えないし、窓には格子が付いてて飛び降りる事すら出来ない

唯一の逃げ道である扉には、外から鍵が掛けられていて私が1人で逃げ出す事は不可能

何度か男との行為を拒んだおかげで目が覚めた時に気付いたら取り付けられた、ベッドに繋がれた足枷


外との連絡手段が全て途絶えられた全く音がしない、真っ白な部屋


どんなに暴れても叫んでも泣いても無駄だった


いつしかボロボロになった私は、抵抗する事も逃げる事も考える事も辞めてヤツの言いなりになった


それが、自分の身を守る為に必要だと悟ったから