姫は自由に生きている



その"なにか"は、すぐに尻尾を見せてきた


毎日、倉庫に行くと誰かが手当てされている


毎日、琳兄達は難しい顔して難しい話をしている


なんとなく、倉庫の人数が減った気がした


穏やかで居心地の良い希龍が、ピリピリしてて怖かった


私の知らないところでみんなが一生懸命動いてるのは知ってた



『俺たちが希姫を全力で護るから、俺たちに愛されて笑っててほしい』


なにも教えてくれない代わりに、みんなが唯一言ってくれた言葉はこれだった


恋としてではなく希姫として、ここに居ていいんだよって認められてる気がした



右京は、毎日蓮二と訓練をして着実と強くなってきてる。


私は、毎日怪我する誰かを見ていられなくて一緒に訓練をするのを辞めて手当て側に回った


おかげで怪我の手当ては得意中の得意







そして、闇は前触れもなく突然姿を見せた