「本当!?」
「圭介に嵌められたみてぇで癪だけど…」
「琳兄大好き!!」
琳兄にぎゅうと抱きついてほっぺにキスをする
「……どうしよ、お兄ちゃん恋の将来が心配になってきた」
シクシク泣き真似をする琳兄を他所に、圭介にピースをするとピースが返ってきた
「圭介遊園地!!」
「分かってますよお姫様」
「やったー!!!」
「くそっ…恋を利用しやがって汚いぞ圭介!」
「お前の実力はこんなもんじゃねえだろ?琳」
「ちっ……」
もう少し大きくなってから、壮太が教えてくれた
琳兄の実力は、当時から凄かったみたいで
なのに関東で止まってる琳兄に周囲の人間は疑問しかなかったらしい
でも、琳兄が自分の夢や実力をセーブしてまで関東で止まり続けてたのにはちゃんとワケがあった
『俺が全国獲ってみろ。恋と剣が傷付かない保証がねえだろ』
それを聞いた時、どこまでも琳兄はカッコいいんだと思った
「んじゃさっそく集会するぞ〜」
「もう準備出来てるってよー!」
「ほら行くぞ総長」
「お前らグルだったのかよ!!」
「そりゃあ、琳の実力をここで潰すわけにはいかないよねー?」
「恋を守る味方はたくさん出来たわけだし?」
「勝利の女神が出来て、俺らが暴れる舞台は揃ったわけだ」
雅に壮太に圭介、なんだかんだで琳兄の事を1番に考えた結果なのだ
琳兄の隣に並んで、整列したみんなの前に立つ
「お前ら、全国の頂点になりてえか?」
「「「「勿論っす!!」」」」
「ふっ、仕方ねえな。全員で全国No. 1になるぞ!!」
「「「「「うおおおおおおおおおお」」」」」
この時、私には琳兄とみんながすごく輝いて見えた
みんなの想いと私のお願いから何気ない日に決まった全国No. 1を目指すこと
次の日にはいきなり全国No.5を潰し、1ヶ月後に希龍は全国No. 1となった
伝説の5代目、琳兄達がこの世界で今もなお語り継がれる理由はここにある

