姫は自由に生きている



最近は倉庫に着くと、琳兄がお二階に行っちゃうから私と遊んでくれる琳兄のお友達が増えた


「じゃあ蓮二頼んだ〜」


「りょーかいっす」


その中でも、なにやら私のお世話係とやらが出来たらしくそれが茶髪の強面ヤンキー蓮二だった

琳兄曰く、『俺の後継者』っていうなんだか偉い人らしい

「れーんーじ!!」


「来たなガキンチョ」


「ガキじゃないもーん!」


「はいはい分かったって」


蓮二は目つきが悪いから怖く見えるけど、いつも遊んでくれるとっても優しい人で琳兄の次に大好き


「蓮二肩車して!」


「あ?やだよ」


「してよー!」


「琳さんにしてもらえよな〜」


「琳兄忙しそうなんだもん」


「俺は暇そうだってか?」


「だって暇じゃん」


「んだとクソガキ」


「きゃ〜蓮二にいじめられてる〜!」


頭を両サイドからグリグリされて暴れる私を見て


「またやってんよかお前ら」

「ほんと飽きねえよな〜」

「恋もバカだな〜」

「間違いねえ」


笑って助けてくれないのはいつものことだ


そんな居心地の良い空間を見つけてしまった私は、ますますみんなの事が大好きになる一方で


普段琳兄はお二階でまた別のお友達と一緒に居るみたいで、私を蓮二に任せると帰るまで出て来ないけど


「れーんー!!!」


何故だか今日は、お二階の扉をバンッ!と壊れるんじゃないかってくらい勢いよく開けて下に降りてきた


「あ!琳兄だー!帰るの?」


「ん?まだ帰らねえぞ?」


「じゃあどうしたの?」


「よくぞ聞いてくれた!!はい!お前ら全員集合〜!!!」


ニヤニヤしている琳兄とみんなと、初めて見る琳兄の後ろに立ってるお二階のお友達さん


「え?え?」


「ほら肩車してやるから行くぞ〜」


ゾロゾロ琳兄の元に移動してくみんなに状況が追いつかない私は、さっきまであんだけ嫌がってた肩車を蓮二にされて琳兄のところに連れてかれた