姫は自由に生きている



「ぷーっ」


琳兄もどっか行っちゃったし、みんな疲れて休憩って言うしつまらない


でもいつもならこの時間は剣と一緒にお風呂入って部屋に帰ってる時間


体内時計が寝る時間だと訴え出して少しだけ眠い


辺りをキョロキョロ見渡してると、やっぱりぶんちゃんと目が合った


「恋どーしたー?」


「恋も休憩するもん」


「やっと大人しくしてくれるのか…!!こっちおいで〜」


周りのみんなはホッとした様子で、少しずつ散らばってく


さっきお話してる時に、今日はみんな自分のバイクのメンテナンスをする日なんだと教えてもらった


邪魔しちゃったかな…?


少しだけ興奮が冷めてきた不安になりながらも未だ動く気配を見せず上体を起こして胡座かいて私を呼ぶぶんちゃんの元へ行く


「俺の膝座っていいぞ〜」


「やったー!」


「ちょうど年の離れた俺の妹と同じくらいなんだよな〜」


私を胡座をかいた所に座らせてくれたぶんちゃんは、時折琳兄が見せるのと同じような優しい目をしていた


琳兄みたいにあったかいぶんちゃんの体温に安心して、いつもなら寝る時間だからか睡魔が急激に襲ってくる


「恋寝ても大丈夫だぞ〜。おやすみ」


「ん〜…まだあそぶもん…」


「また待ってるからそしたら遊ぼうな〜。…俺たちの体力持たねえし」


「ふあ〜……」


完全に寝るモードに入った私は、くるりと体勢を変えてぶんちゃんの方を向き首に腕を巻きつかせて抱っこの状態になった


いつも琳兄とお昼寝する時の落ち着く体勢になると、本格的な睡魔に襲われて完全に夢の中に旅立った