姫は自由に生きている



「それで?恋はなんでここに来たんだ?」


「えっとね、琳兄がよふかししよー!って連れてきてくれたの!」


「なんで琳さんは夜更かしするって言ったんだ?」


「剣がお友達ん家にお泊り行っちゃって、寂しくて泣いてたら琳兄がお友達にたくさん会わせてあげるから寂しくないだろ?って連れてきてくれたの!」


「なーるほどね。ちなみに剣って?」


「恋の双子の弟!」


「ほうほう。一人にさせるのが嫌でここに連れてきて張本人は任せきりで上に行くと」


「琳兄どこいるの?」


「琳さんなら2階にいるよ」


「恋いってくるー!」


お菓子をもぐもぐ食べながらキョロキョロ琳兄を探すも、どうやらお二階にいるらしい


初めての場所に見慣れない空間、探検したくて仕方なかった


「ちょいちょいちょい!俺たちが呼んで来てやるからここで待ってような!?」


「なんで?恋、琳兄とも遊びたい!」


「あそこの部屋はな、あーなんて言うんだ?偉い人しか入れねえんだよ」


「偉い人?琳兄はそーちょーだから入れるの?」


「おまっ…総長って知ってんのか?」


「うん!琳兄がお友達がたくさん居るからみんなをまとめてるリーダーになったんだって教えてくれた!」


「……あながち間違いではねえな。そう言うことだから恋はここで俺たちとお菓子食って遊んでよーぜ」


「えぇー!!じゃあ探検しよ!!」


「俺らもう疲れた…」



ぶんちゃんはガクリと肩を落として大の字に寝っ転がった