姫は自由に生きている



琳兄と戯れてるとあっという間に車がどこかに着いた


「恋降りるぞー」


「はーい!」


琳兄に抱っこされて車を降りると、目の前には大きな建物とたくさんのバイクが視界に飛び込んできた


「わぁ!琳兄ここどこ?」


「ここは俺の友達がたくさん居る"倉庫"だよ」


「お家じゃないの?」


「うーんそうだな〜。友達がたくさん居るから普通のお家だと全員入らないから"倉庫"にしたんだよ」


「たくさん居るの?」


「おう!ちーっと見た目は怖いかもしれねえけどたくさん遊んでもらえ?」


「うん!恋よふかしする!」


夜更かし、と言っても時刻は18時

小学生にとってはいつもは出歩かない時間帯で、冒険をしてる気分でワクワクしていた


「抱っこしてやるから一緒に入ろうな?」


「やったー!」


なんだかソワソワしている琳兄は、私を抱っこするとそのまま"倉庫"の中に入った


「「「「「お疲れ様です!!」」」」」


「おーう!おつかれーい!」


"倉庫"に入ると、みんなが琳兄に向かって挨拶をした


男の人しか居ないし、ちょっと見た目が怖い人もたくさん居るし、なによりジロジロ見られて居心地が悪くて琳兄の肩に顔を埋めて隠れた



「そ、総長……まさか…」

「総長のっすか?」

「いつの間に…!?」

「いや、拾った…?」

「幼女誘拐もあり得るぞ?」


「どれも違えよ!てかお前ら俺にどんなイメージ持ってんだよ!!」


琳兄ナイスツッコミ


「女遊び激しい」

「実はロリコン」

「お人好し」

「テキトー」

「歩く18禁」


「おまっ、はぁ……俺泣いちゃう」


お友達に弄られてシクシク嘘泣きを始めた琳兄


「よしよし」


「俺の味方は恋だけだよ…見たかお前ら!この天使を!!」


抱っこされたままいつもやってくれるみたいに琳兄の頭を撫でると、ほっぺをスリスリされた