集合をかけてもらって大広間でみんなで輪になって地べたに座った


こうすれば幹部も面子も関係なくみんな平等でしょ?


みんなは真剣に私の話を聞こうと耳を傾けてくれている。


「まずは、私の問題にみんなを巻き込んでごめんなさい。

包み隠さず全部話すよ。質問だってなんでも答える。

ねぇ右京、まずは何から話す?」


話す覚悟は出来ている

けどさ、どれから話せばいいなんて考えてきてないんだよね


隣に座る右京に話を振ると、溜息ついて呆れられた。


「はぁ……こいつらが最初から気になってた俺たちの出逢い。それ話さねえと始まらねえだろ」


「分かりましたよーだ」


右京と私の事なのにどうやら右京から話す気はないらしい。


みんなの方に体を向け直して、私は目を瞑った




「右京と私が初めて出逢ったのはね、今から10年前なのーーーーーーーー」





きっと出逢ったのは運命で

私がこうなる事は必然だった



私と右京と希龍のパンドラの箱