「3ヶ月ぶりくらいになんのかな?」
「まぁそんなんじゃねえの?」
海を出て右京と今、久々の倉庫の前に居る
タイミングが良いのか今日は扉が締め切られていて面子達にバレてない
「なんか緊張してきた」
みんなどんな顔するんだろ
「大丈夫。お前が考えてるような反応は誰もしねえよ」
「あ、右京待ってよ!」
そう言って先に扉を開けてしまった右京の後を付いていく
「「「「総長お疲れ様です!!」」」」」
3ヶ月前と何一つ変わらないみんなから右京の後ろにすっぽり隠れてる私が見えてないから、とりあえず右京の背中からひょこっと顔だけ出して登場してみた
「ひ、久しぶり」
シーーーーン
あれ、みんなフリーズしてなにも反応してくれないんだけど
「う、右京〜」
「半泣きしないであいつら見てみろ」
右京に助けを求めれば未だに固まって動かない面子達を指さされた
「れ、んさんですよね?」
「恋だよアズマ」
やっと話し出したのは泣いているアズマだった
「本物っすよね?」
「当たり前じゃんゴロウ」
「目覚めたんすか?」
「たくさん待たせてごめんねトラ」
綺麗な男泣きを見せる面子のみんな
「「「「「「恋ちゃああああああん!!」」」」」
次の瞬間、潰された
全員して私の事を抱き締めようとしてくれたのかもしれないけど、潰された
100対1だよ潰されるって
「ちょ、苦しい苦しい!全員あとでハグするから!!」
でも、嬉しいや
みんな私の事を待っててくれてたんだなって本気で伝わってきた
なにを不安がってたんだろうな私
「恋ちゃんまで泣いてるー!」
「うるさいなあ!アズマだって泣いてんじゃん!」
「ぎゃははは!アズマ目真っ赤じゃねえか!」
「お前だって泣いてんだろ!」
「これは汗だ!」
「さっきまでアイス食ってたじゃねえかよ!」
もみくちゃにされたままみんなで笑い合う
本当に希龍は私の光だ

