姫は自由に生きている



聞こえた3発の銃声


予測していなかった突然の出来事に俺たちは誰一人として動く事が出来なかった


銃を見るのも勿論初めてで。


先代方ですらその場で固まっていた



俺たち全員の視線の先は



「右京!!!」


「………ん?」


真っ青な顔で叫ぶように名前を呼ぶ恋さんと




あの一瞬で弾丸の当たる矛先を恋さんから自分になるように抱き締めて守り、そのまま苦しそうに崩れ落ちた血塗れの右京だった



目の前でなにが起きているのか頭がついていかない




「ねえ右京!右京!いやだ!死なないでよ!!」



「か、てに…ころす…なよ」


特攻服で吸収出来なくなり床にどんどん滴ってくる右京の血


「てっめえええ!!」


「あっはははははは!!恋、これはお仕置きだよ。俺を選ばない罰だ!お前が撃たれてくれると思ってたよ!高町右京!!」



そして、琳さんに殴られながらも狂ったように笑い続ける田中岳



それが合図のようにショートして動かなかった思考と身体がようやく動いた


「新!すぐに車を呼んで下さい!剣は2人の所に行って!!」


「「わかった!!」」



俺たちも総長がやられて潰したい。

でも、そこを堪えて田中岳は琳さん達先代に任せて俺たちは恋さん達の元へ向かった