恋side
「恋っ…っはぁ…」
もう何度したか分からないこの行為に、私はただ身を任せるだけだった
どんどんヤツに蝕まれていく心と身体
意思とは反して甘い声が自分から漏れ出る
いくら拒絶しようと女である限り身体は正直なのだ
ヤツに反応してしまう自分も、私を犯し続ける全てを奪ったこの男も全部全部憎くて仕方ない
「恋は俺のモノだよ。誰にも渡さない。ここでずっと俺と一緒に暮らして一緒に死ぬんだよ。」
洗脳かのように言われ続けるこの台詞も
「愛してる。俺だけのお姫様」
私の身体中に紅い花を咲かせ続けるこの行為も
『俺と恋以外誰も入れないような場所に閉じ込められたら、どんなに楽だろうな』
右京の泣き出しそうなあの時の表情を思い出してしまうのは何故だろう
ねぇ右京?
少なくても右京はこうなる未来を予測していたんだね
きっと今も苦しんでるんでしょ?ごめんね右京
「恋、なにを考えてるの?」
「なにも」
「そう。」
そう言ってヤツは私にさっき着せた白いワンピースをまた捲し上げる
「んっ……はっ」
「他の男の事を考えるなんて許さない」
ーーーーー心が、心だけは右京をずっと求めてる

