姫は自由に生きている



「あのガキ共と一緒に居て楽しかった?」


「………」


ヤツは昔から理由は知らないけど希龍を嫌う


「でも、恋にあの汚い場所は似合わない。だから俺が迎えに来たんだよ」


分かるよね?と当たり前のようにみんなを侮辱するヤツに私の我慢は限界だった


「……るさい」


「ん?」


「うるさい!お前如きがみんなを侮辱するな」


キッとヤツを睨むと、ヤツは何故だか嬉しそうに頬を緩ませていた


「やっと俺を見てくれた。」


「私に触るな」


「もっと俺を見て、俺の事だけを考えて、俺だけのモノになってよ恋。」


「や、めて!」


距離を縮めて私の首筋をなぞるヤツに鳥肌が立つ


「高町右京には自分からキスするのに俺は触るのすらダメなの?そんな事許さない。俺があの時どんだけアイツを殺したいと思ったことか」


……なんでそれを高校とは無関係なヤツが知っているんだろうか


琳も知ってたしこいつらの情報網どうなってるわけ?


「い、やッ!」


「恋は俺のモノだよ。誰にも渡さない。」


「やだ!離して!!」


「あんだけ散々躾したのに随分反抗的になったね?あのゴミ共のせい?」


「やっ…め」


「許さないよ。悪い子にはお仕置きしないとね?恋。」



もうヤツの目には狂気しか宿っていなくて、なにを言っても抵抗しても無駄だった






こうしてあの頃の悪夢は繰り返される