姫は自由に生きている



恵side


日中は作戦会議に情報集め

その間恋さんはずっと総長室で待機


さすがにそろそろ不満とストレスが爆発するかと冷や冷やしているが、食事の時に会う彼女はいつもとなにも変わらない


そして、あえて俺たちになにも聞いてこない


だから俺たちも彼女に今の状況も、右京から聞いた話も話題に出す事はない


なんとなく、俺達の間に少し距離が生まれているのは否めない


でも、きっと今はこれが最善なんだと思う


なんせ、彼女になにも話さない事を望んだのは右京だから


右京はいつも通り彼女を甘やかし愛でる


そんな右京のスキンシップに彼女は拒否する事なくただ身を任せて甘えている


恋さんなりの疲れている右京に対する気遣いなのかもしれないし、はたまた2人で総長室に居る間になにか進展があってこうなってるのかもしれない


本人達にしか分からないが、俺達とは遠慮し合っていても2人の距離は確実に近くなってきているだろう


最近の俺の唯一の癒しは、そんな穏やかな2人の姿を見ている時だったりする



そんな希龍が闇討ちを始めて10日経ったある日



唯一穏やかに過ごせるはずの昼間、脈絡もなく平和が崩される