姫は自由に生きている



「向こうの人数もおおよそ半分くらいには減ったと思いますよ」


攻撃を始めて1週間



こっちも地味にまだ闇討ちを受けているものの、ダメージとしては向こうの方がかなり大きいだろう


それもそのはず


「俺達頑張ってるからね!!」


新率いる通称体力オバケ、特攻隊チームが毎日繁華街で動いているから


こないだ捕まえたネズミ2匹は恵が尋問…いや、あれは拷問だな


とりあえず内部の情報を聞き出した



人数構成、幹部以上の名前と素性、倉庫の場所


肝心のヤツに関する情報を、捕まえたネズミは知らなかった


「減らすのに越したことはねえ」


「新、あと少しの間怪我のないようにお願いします。」


「俺も行きたい〜!後始末ばっか飽きた!」


「剣はもう少し我慢して下さい。一応副なんですから」


「一応ってなにさ!」


「深い意味はありませんよ」


「ちぇ〜」


ヤツ自体はアクションを起こしてこない


水蘭を使って俺たちを潰す…いや、有り得ないな。

ヤツの目的は俺たちを潰すことじゃねえんだ。


倉庫に乗り込めばヤツはいるのか?

…可能性は低いだろう。

ヤツは水蘭を名乗るチームに所属してるわけでも現役でもない。

一体どこでなにをして考えているのか……


「右京、どうしました?」


「んでもねえ」


そろそろ、なにか仕掛けてきてもおかしくはないはず


「そういえばいつ水蘭を潰すんですか?」


一先ず先にこっちから片付けるか



なぜ水蘭を名乗りだしたのかも問いたださなくてはいけない




「1週間後、乗り込むぞ」



「「「了解」」」