2時間後
「………買い過ぎた」
両手には待ちきれない程のたくさんのショップ袋。
だって、可愛い服がたくさん売ってるんだもん。仕方ないよね。
「お姉さーん」
「ん?」
重いから帰ろうかどうしようか悩んでいると、後ろから男の人に声を掛けられた。
「ビンゴ!お姉さん、今時間ある?」
「あるけど?」
声を掛けてきたのは男2人。
普通にカッコいい部類には入ると思われる。
「もし良かったら俺たちと一緒にお茶しない?その大量の荷物も持つよ?」
へぇ。良いこと思いついた
ふふっ
「いいよ。じゃあ取り敢えずこの荷物持って?重いの。あとね、私まだまだ買い物し足りないの。買い物付き合ってくれる?」
妖艶に私が微笑めば、顔を赤くする男2人。
「「も、もちろん!!」」
あーチョロいチョロい
「じゃあ行きましょ?」
荷物を男2人に預け、手は解放される。
下手に出れば男逃げちゃうから私は出来るだけ男達の思ってる通りの答えを応える。
何を思いついたって?
そんなの決まってるじゃない。
この男達を私の荷物持ちにするの。
そしたらいくらでも買い物出来るでしょ?
あ、性格悪いのは知ってるからね。