姫は自由に生きている




夜の繁華街に溶け込んでいった新を率いる特攻隊チームから連絡が来たのは見送ってから1時間後だった


「どうだ」


ー「すぐ見つけた。そこそこ強そうな情報知ってそうな奴2人捕まえたから車回してくれ」


「すぐ向かわす。」


ー「二手に分かれてこの1時間で15人。ゴロゴロいんぞ」


「もう1時間殺れ」


ー「りょーかいっと」


どうやら水蘭を名乗るゴミが街には警戒する事なくゴロゴロと居るらしい


「右京、新はなんだって?」


「2人捕まえたから車回せだと」


「了解。俺行ってくる〜!」


「ああ。」


待機していた剣は嬉しそうに腰を上げて捕まえたネズミを回収しに行った


「1時間で何人でした?」


「15」


「特攻隊は最近暴れ足りなかったみたいですしね。これくらい準備運動、ってところでしょうか」


「そうだな」


新率いる特攻隊は血の気の多い奴らの集まり


15人くらい恵の言う通りただのウォーミングアップ程度


毎日特訓を重ねている全国トップの希龍の体力を舐めないでもらいたい


「特攻隊の子達は体力が桁違いですからね……」


「あんま暴走しねえように言っとけ」


「了解です」


血の気の多いあいつらが暴走すると止められるのが俺だけになるから無駄な体力は消費したくない



恵もそれを分かってるから先に手を回してくれるだろう