姫は自由に生きている



「大丈夫ですか?」


「ああ」


「それで、どうしますか」


「決まってんだろ。一人残らず潰す。」


「久々に喧嘩出来るー!」


「腕がなる〜う!」


「でも、圧倒的にこっちが人数的に不利ですよね?」


「鍛え直せ。ただ、今回のこれは覚悟がある奴だけでいい」


「どういうことですか?」


目を輝かせてウキウキしている剣と新

不思議そうに俺を見る恵


「でけえ抗争になる。死人も重傷者も出ておかしくねえんだよ。だからとりあえず高校生以下の面子はここで留守番させる」


「でも向こうは関東、こっちは全国ですよ?高校生以下の子達を残らせるのは賛成ですけど」


「全国No. 1だから、そんな理由が通用すると思うな。ヤツが絡んでる以上そうはいかねえ。それに面子がやられてる現状で余裕越えてんじゃねえぞ」


「っ……確かにそうですね。田中岳、という人物はそんなに強いんですか?」


お前らの頂点だ、なんて理由の自信と強さはきっとすぐに自分の首を絞めることになる


「……今は知らねえが、ヤツは現役だった頃の兄貴と互角だ。」


「嘘でしょ?」


「圭介さんと互角!?」


「それは安心してられないですね」


伝説の5代目副総長だった兄貴とヤツは互角


……そして、実質負けたのは兄貴なんだ


「ヤツは恋を手に入れるためならどんな手段でも使う。それと」


「なんですか?」


「捕まったら恋を見つけられないと思え。」



恋と俺たちの、ずっと隠してきた過去の一部


必要な事は話さないとこいつらも対策の練りようも、相手の力量も分からない


恋、これはお前を守るためだ

ごめんな