姫は自由に生きている






『れーんーじー遊ぼ!!』

『来たなガキンチョ〜』

『ガキじゃないですー!』

『はいはい。右京もこっち来いよ』

『右京も遊ぼ〜!!』

『俺いい』

『なんだと〜!生意気なガキめ!!』

『うわっ、ちょ、やめろよ!』

『ぎゃははは』

『右京楽しそ〜!恋も高い高いして!』

「ったく我儘な姫さんだな。ほーらよっと』

『きゃ〜!!』






『右京、いいか。』

『うん』

『もし俺が死んだら、恋を守るのはお前だ』

『んなこと言うなよっ!』

『恋を守って死ねるならこんな命くれえくれてやるさ』

『それじゃあ恋が悲しむだろ!!』

『俺の代わりに、お前が恋を守るんだよ。大丈夫。お前らなら出来る。俺が保証してやる。』





パンッパンッパンッ

『ぐっ……』

『『れんじいいいい!!!』』

『こんな、ん…どーてこと、ない…すよ』

『れんじ!れんじ!目開けてよ!』

『おい!死ぬんじゃねえよ!!』

『恋、右京……』

『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい』

『恋落ち着け!』

『ふたり、とも…ゴホッ…強く生きるんだ、ぞ…』

『いやだ!れんじも生きてよ!!』

『わが、ままな、お姫様だな…』

『おいれんじ起きろよ!!先に死ぬんじゃねえよ!!』

『泣く、なよ…おらこっ、ちこい……』

『れんじ!れんじ!!』

『俺たちの事抱き締めながら死ぬんじゃねえよ!!』

『だ……きだ、ぞ』






「右京、右京!」


「……あ?」


「顔色が悪いですよ。どうしたんですか?」


「…………なんでもねぇ。」



あの時の鮮明な記憶がフラッシュバックをし、冷汗をかいているのが自分で分かる