姫は自由に生きている



右京side


恵に呼ばれて幹部室で会議をしていたら夜ご飯の時間になっていた


「恋こっちに呼んで食べようよ!」


「恋たんもご飯くらい楽しみながら食べたいでしょ!」


「これは俺も同感です」


なんて事を3人して言い出すから呼ばないわけにもいかず、俺は恋のいる総長室へと向かった


飯は戻るまでに用意されてるだろう


「恋、入るぞ」


返事がないからきっとまた寝てるんだな


案の定ベッドの膨らみに近づくと恋が寝ていた


「恋、飯一緒に食べるぞ」


「んー…」


「幹部室行くぞ」


「んー…ん?」


「剣達が待ってるぞ」


「いく…」


「いいこだ」


…俺はたまにこいつのチョロさが心配になる


モゾモゾ動いてゆっくりベッドから起き上がった恋は寝ぼけているのかボーッとしたまま部屋を出ようとしていた


「今日のご飯なにー?」


「カレー」


「やったね」


「たくさん食えよ」


「言われなくても食べますー」


ガチャ、と幹部室の扉を開けて中に入ると


「れーんー!!!」


シスコンが恋に抱きついた、というか突進してきた


「ふぎゃっ!」


後ろによろける恋を支えて剣を見ると、主人の帰りを待っていた犬の如く尻尾が見えた


「右京になにもされてない?一人で大丈夫だった?俺たちあの部屋に入らないから一人にしてごめんね?」


きゅるん。と男のくせに効果音が付きそうな表情で恋に抱きついたままあえて目線を下げて上目遣いにして恋の好きなポイントを押さえてそういうシスコンに


(((腹黒策士…)))


そう思ったのは俺だけじゃないだろう