姫は自由に生きている



右京side



こんなにいつも心配して不安なら

いっそのこと俺のモノにしてしまおうと思った



ドロドロと溢れ出る黒い感情を隠す事なく俺は担いでいた恋を総長室のベッドに優しく落とした


「右京、なんか変だよ?どうしたの?」


こいつはいつも周りですら気づかない微々たる俺の変化にすぐに気づく


「恋、嫌なら俺を殴って逃げろよ」


「え?なんのーーんっぅ」


俺の胸板を押して抵抗しようとしているが、そんな弱い力じゃ逃げられるはずない


本気で嫌な事をされた時の恋の容赦ない攻撃を俺は知っている


「恋…ごめんな」


「う、きょっ…?」


「んな顔するなよ」


目を潤ませて俺の頬を撫でる恋の姿に、理性なんてほとんどなくなった


キスをしながら恋のブラウスのボタンを1つずつ丁寧に開ける


恋は抵抗せず、俺の首に腕を回して身を委ねた


本格的に理性がゼロになりかけていた時、部屋の外からあいつらの騒ぐ声が聞こえた


「ちっ」


「はぁっ…う、きょう?」


「ん?俺に集中して」


ことごとく全てにおいてタイミングよく邪魔をしてくるあいつらにイライラした


無視をしていたがとうとう部屋に入ってきた3人に向かって近くにあった目覚まし時計を投げた


キャッチしたのは恵で、帰りたい疲れたと顔に書いてある



俺に噛みかかってくる剣と新に、俺は言葉を返すのすら面倒くさくなった


恋をさりげなく隠し俺の機嫌を察した恵は騒ぐ2人をズルズルと回収して部屋から出て行った


「右京、避妊はちゃんとするんだよ。おめでとう」



なんてお節介な言葉を残して