姫は自由に生きている



幹部室に行くと剣と新はすでに来ていていつも通り個々に過ごしていた


「あれ、恋は?」


「右京に総長室連れてかれてたよ」


「は!?!?恋が危ない!!どうして止めなかったの!?」


俺は最近このシスコンを病気だと思い始めましたよ


「別にいいでしょう。右京の機嫌を損ねることの方が面倒くさいですし」


「それで恋たんを生贄にしたの!?」


「あれで付き合ってないって言うんだから不思議ですよね」


今度は恋さん信者も参戦


「右京と恋を2人きりにしたらいつなにが起きるか分からないでしょ!?」


「まあ男と女ですからね」


「ああああああ!!俺総長室行ってくる!!」


「剣!!俺も行く!!!」


あぁ…デジャヴ



またも勝手に暴走しだした朝から元気な2人に俺は連日パソコンと向き合っていたのもあってか既に疲れ切っていた



溜息を吐きながらも面白そうだからちゃっかり一緒に総長室に行く


ドンドンドン


「右京!!そこにいるのは分かってるんだからね!?」


「恋たんを返せ!!!」


「ぶはっ!」


完全に悪者扱いをされてる右京に笑いが込み上げてくる



「また無視なの!?扉開けちゃうよ!?」


「3秒数えても開かなかったら勝手に入るからね!?」



右京が扉の向こう側で眉間にシワを寄せてイライラしてるのが目に浮かぶ


俺はしーらない、と騒ぐ2人から数歩後ろに下がった


「さーん!にー!いーち!」

「「ゼロー!!!」」


バンッ!!


と勢いよく扉を開けたバカ2人の顔の横をシュッとなにかが通って俺の方まで来たからキャッチをした


いつかにもあったような光景だ


どうやら今回は目覚まし時計らしい


…当たってたら確実にアウトなやつだね。