姫は自由に生きている



「そろそろ右京の事を考えてもいい頃だと思うぞ?てか気づいてねえのお前だけだからな?」


「え?え?うそでしょ?」


「はぁ……好きでもねえ女のために命かけるなんて言う馬鹿がどこにいんだよ」


「…………確かに」


「好きでもない女の事を希姫にしたいと思わねえし、ましてやあんな四六時中隣に居ねえし、キスもしねえだろーが。ったくよぉ」


「な、なんで知ってんの!?」


「俺の情報網舐めんなよ。お前らが学校で公開キスしたのも右京がベタベタお前にずっとくっついてんのも情報が来るんだよ」


ニヤリ、運転をしながら口元を上げた琳になんとも言えない恥ずかしさが襲ってくる


いや、よくよく考えればマイエンジェル剣の目の前で牽制の為だとはいえ右京とキスしておいて琳に知られるのが恥ずかしいとかもうそんな次元じゃないよね


あれ?剣が冷たいのって私の行動の数々のせいで嫉妬してるんじゃ……は!!


「剣に会ったら甘やかしてあげないと」


「いや待て。今の流れで何故そうなった!?」


「剣が最近冷たいのって、右京に嫉妬してるからかなって」


「…………家着いたぞ」


なんかさりげなく無視されたけどもういいや



この後美味しくみんなでケーキを食べた