姫は自由に生きている



「恋、大丈夫か?」


「うん。心配かけてごめんね?」


「いや、落ち着いてるならそれでいい。帰るぞ」


「はーい。右京ありがとね?」


「あぁ。また明日迎え行く」


「分かった」


開口一番に私の安否を心配する琳は、本当に過保護で心配性だと思う


ソファから立ち上がって琳の元に行くと



「はぁ…右京……」


「なんすか」


「俺はお前の事を本当に尊敬するよ。」


「………俺も自分の事褒めたいですよ」


「自覚ないのが本当にタチ悪いな……男として同情するわ」


「………俺だってそろそろ限界っすよ」


「いや、なんかお前が可哀想だからもう俺が許可するわ」


「………まだ手は出さないですよ」


呆れた目で何故か琳に見られた後、琳と右京はよく分からない会話をしていた


私の頭の中はハテナマークだらけだ


「恋行くぞ。これ腰に巻いとけ」


「なんで?」


そう言って私に差し出してきたのは、琳が羽織っていたカーディガン


「お前よくアメリカでそれで平気だったよな…」


「え?なにが?」


「なんでもねえよ。とりあえず大人しく腰にこれ巻いて少しでも脚隠しとけ」


「見えなくない?」


「そういう問題じゃねえよ。いいから巻け」


「はいはい」


渋々琳の睨みに負けてカーディガンを受け取り腰に巻く


「んじゃ右京、頼むな」


「分かりました」


「じゃーねー右京」


「あぁ。また明日」


右京とバイバイして私達はマンションを出て駐車場に停めてある琳の車に乗った