姫は自由に生きている


お風呂に入りながら思った


そういえば着替え…!!


朝起きたら右京の手によってパジャマに着替えさせられてたし、家帰るのに洋服も下着もどうしよう


本当にさ、シワになっちゃうかもしれないけど寝てる間に着替えさせられてるのはさすがに恥ずかしいんだからね


右京の事だしきっとなにかしら用意してくれてるだろう、とあまり深く考えずにお風呂を済ませて出たら新しい下着と着替えがちゃんと置かれていた


下着は前に置いていったやつだけど、実際右京が持ってきたのかと思うと恥ずかしい

着替えはなにか、と思えば右京のTシャツが1枚だけ置かれていた


右京のTシャツはデカイから下は履かずとも見えないし余裕だからこれでいいや、と思い着替えて普通にリビングに戻った



「右京ー、出たよー」


「…………はぁ」


ソファで寛いでいた右京は、私が声を掛けて振り向くと目を見開いて溜息をついた


「なに」


「いや、なんでもねえ。んとに警戒心ねえよな」


「は?」


「そろそろ琳さん来るってよ。荷物まとめて置いたから」


「ありがとう」


Tシャツ1枚で琳に会うのはさすがに少し抵抗あったけど、どうせ琳だし車だしいいかなって思った


だって右京のTシャツの裾は私の膝より少し短いくらいなんだ


誰も気づくまい



右京と大して会話をするわけでもなく静かに落ち着いた時間を過ごしていると、インターホンが鳴った


きっと琳が迎えに来てくれたんだろう


右京が鍵を開けに行って、部屋に入って来たのはやっぱり琳だった