右京side
「私の全てを奪いに来るんだ…っ!!!」
今にも壊れて居なくなってしまいそうな恋は、自分の身体を抱き締めて蹲りガタガタと震えている
余計なことを話すんじゃなかった
今の恋にとって、あれが絡むと情緒不安定になるのは仕方ない
こうして癇癪と発作を起こし続けるのも無理はない
それに……いつ壊れてもおかしくない状態だ
「右京もきっと…っ」
「大丈夫。俺は居なくならないから。」
「でもっ」
「俺はいつもお前の隣に居るだろう?」
「っうん」
「俺たちを信じてくれ」
「…うん」
「恋を置いていったりしないから。」
「うん…」
「だから落ち着いて」
「う、きょう…」
だからこうして、俺は恋を安心させてあげなくてはいけない
恋を守らなくてはいけない
恋とこの先も一緒に歩みたいから
必ず守る。必ず助ける。
俺はあの日、"あの人"と誓ったんだ
「俺が必ず恋を守るよ」

