姫は自由に生きている


次の日、右京の呼び出しがかかってやっぱり倉庫に連れて来られた


少しイラっときたのは秘密にしておこう。



そして、ヤツが動き出したのは突然だった


いつも通り新の事を苛めていると


バンッ!!

「すいません!失礼します!」


「…なにがあった」


ノックもなしに勢いよく扉を開けて、焦った様子でタイガが入ってきた


只事ではない様子に、タイガに聞いたのは珍しく右京


「面子が何人か闇討ちにあいました!今病院に運ばれたみたいで…!!」


その報告に、幹部室の空気がピリッとしだす


「状況は?」


「コンビニに行ったライとマサヤとコウタが何者かに襲われたらしく気を失ってるところを通行人に発見されて病院に運ばれたみたいで、俺たちも詳しいことは分からなくてっ…」


「病院に行くぞ。どこだ」


「中央病院です!」


「恵」


「もう手配出来てるよ。すぐ行ける」


「あぁ。タイガさんきゅ。」


「は、はい!!」


右京はタイガの頭にぽん、と手を置いて先に幹部室を出て行った


タイガは先程の顔面蒼白の焦った表情から一変

右京に認められたことが嬉しくて表情が緩んでいる


……まったく。右京も本当に不器用なんだから


まぁ、タイガを落ち着かせるにはそれだけで充分だったみたいだけど。