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恋side
倉庫に行かなくていいと言われた日、結局私は家から出してもらうことが出来ずにリビングでテレビをお母さんと見たり部屋でゴロゴロしたりと多分普通の休日を過ごしていた
あー平和だ
夜、琳が家に帰ってきた
「おかえり〜」
「ただいま。ずっと家に居たか?」
「誰かさんのせいでずっとね」
「んなこと言ってるとケーキあげねえぞ」
「嘘です!ありがとうございます!!」
文句の一つでも言おうと思ったのに、約束通り買ってきてくれたケーキに釣られる私に呆れる琳
ケーキの箱だけ貰い琳を置いて先に私はリビングに行った
「お母さん!琳がケーキ買ってきてくれた〜!」
「食べましょ!ここのケーキ屋さんすごい人気のところじゃない!たまにはやるわね!」
「俺が普段なにもしてないみたいな言い方するなよ…」
「あらそうだったかしら?」
テンションの高い私とお母さんに、琳は疲れた様子で
「先に着替えてくるから食べてていいよ」
そう言って階段を上がってしまった
「恋ちゃん食べましょ!」
「うん!」
てことで私はご褒美のケーキを堪能した
家から出るなって言われたからそれだけは守ったけど、やっぱ自由って最高だ

