姫は自由に生きている



「いや、その……」

やっぱり挙動不審な恵と

「別に避けてないし…」

むすっとした顔で答える剣と

「俺そんな顔に出てた!?」

分かりやすい新

「………」

通常運転の右京



「……下行ってくる」


この空気が耐えられなくて私は幹部室を出た。


私がみんなに隠し事があるように、みんなにも私に隠し事がある。


溝が深まれば深まるほど、心の距離が遠くなる。


やだな〜、と思う辺りいつの間にかここが居心地良い場所になってたんだと気づく


「恋ちゃんどうしたの〜?」


「空気重いから出てきた!」


「じゃあ俺たちと遊ぼ!」


「勿論!!」


下に降りて面子の元へ行くと、みんな快く私を迎え入れてくれた。


最初は『恋さん』とか『杉咲さん』呼びだったんだけどみんなと仲良くなりたいし、なによりみんな年近いんだから敬語もさん付けも意味分からないと思って面子ともタメ口妥協してちゃん呼びにしてもらった


そのおかげか面子のみんなと仲良しになれて、リフレッシュ出来る場所が出来た。


やっぱ嫌な事は楽しいことして忘れないとね


今日は右京が迎えに来るまで面子と遊んでいようと決意した。


まぁ遊ぶって言っても倉庫内だけだから出来る事も限られてくるんだけどね


最近はテレビゲームで白熱するか、芸能人のモノマネ選手権っていうブームがきている


時間も忘れて面子とたくさん笑って遊んで話していた


私が下で遊んでいる時、いつもは右京達の誰かが1回くらい様子見にくるけど、この日は結局一度も来ることはなかった