姫は自由に生きている



恋side


暇だったから下にいる面子のところに遊びに行って、みんなでたくさんお話して笑って

そろそろ帰る時間近づいてきたし右京が迎えに来そうだな〜と思ったからみんなにバイバイして幹部室に戻ることにした


戻る前に幹部室から大きな物音が聞こえたけど、その時はどうせ新と剣がふざけてたんでしょと思って気に留めなかった



幹部室に戻れば、私が下に行くまで綺麗だったはずの部屋は机が飛ばされてお菓子が床に散らばりジュースも転がって

極め付けは、剣が見たことのない形相でいつも通り無表情でソファに座る右京の胸ぐらを掴んでいたこと。


え?たかが1時間くらいの間に一体なにがあったわけ?


とりあえず遠目から2人の様子を伺っていた恵と新のところに行った


どうやら虫の居所が悪かった剣を右京が挑発したらしいけど……


それでも普段穏やかであまり争いごとに自分から首を突っ込むタイプではない剣がこんなになってるのは引っかかる


右京も剣をここまで怒らせるような挑発をする非常識な人間ではないはずだ。


なにかおかしいな、と思っていたら2人は話し始めた






「双子だから全てを共有しなくちゃいけねぇなんて誰が決めた。お前が勝手に思ってるだけだろ」


「それはっ…!!ずっと一緒に居たからなんでも知ってるのが当たり前だった!隠し事なんてないはずだったんだ!!なのになんで右京は俺の知らない恋を知ってんだ!!ずっと!ずっと!それだけが引っかかってた!」


話の趣旨は見えないけど、とりあえず私絡みなんだなと理解した。



「……双子だから、隠しておきたいことだってある。大切だから、言えないことだってある。お前の考えは甘ぇんだよ」



そして、右京のその言葉に反応したのは私だった。