姫は自由に生きている



恋さんの居ない幹部室で静かな時間を過ごしていると、俺のパソコンにメールが届いた。


確認するのに開けてみると


「っ…!!」


きっと、この前と同一人物だろう。



メールに添付されていたファイルを開くと、

白い半袖のワンピースから全身に"赤い痕"を覗かせた幼い恋さんが真っ白な部屋で寝ている写真が送られてきていた。


思わず目を見開いて息を飲んでしまった。


寝ている写真だから詳しくは分からないが、恐らく小学校低学年くらいの年齢だろう。


そんな幼い子の肌に見えるのは、赤い痕……キスマークだろうか。

白に囲まれているからよく映えている。


そう考えると、今度は自分の眉間に皺が寄るのが分かる。


一体、どういうことなんだ?


文章は特になにもない。
ただ写真が送られてくるだけ。

今回で2回目だ。

幼いものの、面影があるから恋さんで間違いはないだろう。

前回の右京の反応を見れば一目瞭然だ。


誰がなんのためにこんな写真を送るんだ?

というか、俺のアドレスはどこから漏れたんだ?

恋さんは過去になにがあったんだ…?

きっと、剣は知らないだろうが右京は知っているんだろう。

となると、右京は知っているのに家族である剣が知らない理由も気になる。


疑問がたくさん出てくる。


パソコンの画面をそのままにしていた事を忘れ、疑問だらけでパンクしそうな頭の中を整理していた。


それが、大きな間違いだった。