姫は自由に生きている



ちゅっ、とリップ音を鳴らしてやっと離れた右京の唇


「はぁ…はぁ…もうっ!」


「なんだ?もっとして欲しいのか?」


「みんなの前でなにしてんのよ!恥ずかしいっ…」


「お前が煽るのがいけねぇんだよ」


「ばぁか」


力が抜けて右京に身体を預ける形になってしまった


辺りを見回せば、いつの間にか出てきて男も増えてたがほとんどの野次馬達からさっと顔を背けられる


心なしかみんな顔が赤い


キスって人に見せるもんじゃないと思うんだけどな…


自分が仕掛けたんだけどさ、穴があったら入りたいとはまさにこのこと


「恋の事を侮辱したやつは、男も女も関係ねえ。希龍を敵に回すと思え。いいな」


「右京に手出した女、タダで済むと思わないことね」


これが言いたかっただけなのに、何故あんな濃厚なキスをされたんだ…?


ぼーっとしていると右京が私をお姫様抱っこして校舎の中に入っていった


まぁ、たまにはこんな日も悪くはないか

なんて思いながら右京の肩に顔を埋めた





こんなことされたら、抑えてた想いが溢れちゃうから辞めてよね……