姫は自由に生きている



「なっなによ!転校生のくせに!!生意気なのよ!!」


「だからなに。さっさとその手離しなさい」


日本語も通じねえのかよ

だんだんと私もイライラしてくる


「右京様ぁこんな女が希姫で本当にいいんですかぁ?」


右京に猫なで声で話したこの女が、私は心底バカだと思った


そんなこと言ってみ?


「あぁ!?恋の事バカにすんじゃねえぞ!!」


大人しく我慢してたのに右京怒っちゃうじゃん


自惚れじゃないけどさ、右京は昔から私の悪口言われると殺気全開で怒るからね


野次馬半分くらい右京の殺気で腰抜けちゃってるよ


腕を絡めてたギャルも、さすがにびびって右京から離れた


「右京」


「ん?」


さすがに暴れられると困るから、右京の名前を呼ぶと普段通りに戻った


そして、私は右京との距離を詰めて正面から首に腕を回した


「大好きよ?」


少し動けばキスが出来る距離に顔を近づけ、ふふっと微笑めば周りは息を呑む


女なら自分の魅せ方くらい分かってないとね?


「俺は愛してる」


右京は私に応えると、そのままキスをした




……キスされるかなってちょっと思ってたけどさ、長くね?フレンチじゃなくてディープなの?え?まさかそっちだったの?私も予想外だよ?そこまでする?ただ牽制するためにパフォーマンスにしては長いよね?



「ちょ…やっめ…うきょ…っ」



逃げようにも腰をホールドされ後頭部に腕を回されているため回避不能



そこら中から悲鳴が聞こえる


さすがに私だって恥ずかしいっ!!