姫は自由に生きている



なんて考えながら、未だに右京の腕にくっついているギャルを睨む


どんな形であれど、私は右京を守るよ


右京もそうだろうけど、そのためなら手段は選ばない。




「ねぇ、誰の許可取って"私の男"に触ってるわけ?」



シン…と静まり返った玄関前で私は空気を変えた


腕を組み低い声で睨みを効かす私に少し怯むギャル


「なっなによ!右京様にくっついてなにが悪いのよ!」


まぁ自分で言っておいてなんだけど、誰かの許可取らないと右京に触らないのはおかしいよね


なんてことは顔に出さず無表情を保つ


「右京が迷惑がってんの分からない?」


「右京様が嫌がってたら私なんてとっくに離されてるでしょ。ふんっ右京様は私が触っても拒否しなかったわ」


私をバカにしたように鼻で笑うこのギャルはどうやら相当頭が悪いらしい


「右京があんたの事一度でも視界に入れた?あんた、触られるのを拒否されてないんじゃなくて存在無視されてるのよ?」


だから、右京が腕を組まされても解かない理由を教えてあげた


右京の女嫌いって昔からすごいから、腕を解くためであろうと自分の腕を触っている女を自分の視界に入れて放せって喋る事さえも気持ち悪くて拒絶するからね。



1人なら渋々でもするんだろうけど、私が来たし必要ないって思ったんだろうね


腕を触ってるギャルを放置してずーっと私の事を口角上げて楽しそうに見てる



右京が楽しそうにしてるのでさえ、きっと剣達ですら気づかないような微々たる変化だけどね