姫は自由に生きている



4人で裏庭に行くための外通路を歩いていると、たまたま見えた校門から寝起きで不機嫌な右京が登校してきたのが見えた


連絡来てたっけ?とスマホを開くと

『着く』

と連絡が来ていたことに今気づく


みんなも右京を発見したみたいで


「やっと右京来た!」


「ったく恋たん任せて寝てるなんて〜」


「もう昼じゃないですか」


それぞれ反応している


右京は私たちが視界に入ってないからか、そのまま玄関に入ろうとのんびりと歩いている


右京に声を掛けようと玄関に戻ろうとしていた私たちは、足を止めた


「うっそ!右京様じゃない!?」
「え!?話かけちゃう!?」
「1人じゃん!ラッキー!」
「右京様ぁ〜」
「抱いて下さぁい」
「今夜どうですかぁ?」


原因はこれ。


遅刻してきたんだかちょうど右京と同じタイミングで学校に来たギャル3人


そして教室に居たはずの生徒達は窓から右京1人でいるのが見えたのか、何故か授業中なはずの教室を出て玄関にわんさか


…右京って1人で歩くと社会現象みたいなの起こすほどの男なの?



最初に右京に話しかけたギャル3人からいつのまにか増えて大量の化粧の濃いギャル達に囲まれていた


「ヤバくない?」

「右京がキレる…」

「止めに行かないとマズイですね」


最初は居なかったはずの女達に囲まれて身動きの取れない右京は遠目から分かるくらいだんだんとイラついていた


女嫌いの右京には最悪な状況


剣達が慌てるのも無理はない