琳達にどこに行っても右京の側を絶対離れるな、って言われたんだけど…
等の本人は学校遅刻らしい
朝から剣と新と恵の3人で迎えにきてもらって、私たちは学校にいる
剣もさ、私を迎えに来るくらいなら家に帰ってきた方が絶対良いよね!?そうだよね!?
どうして家には帰ってきてくれないわけなの!?
なんて心が荒ぶりながらも剣に呼ばれて一緒にゲームをする
授業出てみたいなーと思いつつみんながうるさいから結局はサボり
ゲームを終えて休憩しながら船を漕いでいると
「恋って右京のことどう思ってるの?」
なんて呟きがマイエンジェル剣から聞こえてきた
こないだは上手くはぐらかした質問に、一気に目が覚める
「……さぁ?」
「もー!はぐらかさないでよ!」
「おーしえない」
不貞腐れてる剣が可愛くてついつい虐めたくなってしまうのは仕方ない
「恋〜教えてよ〜」
「ふふっ。仕方ないな〜」
「教えてくれる!?」
「あえていうなら、私の事を守ってくれる右京のことを守りたい。とっても大切だよ。」
「それって……」
私の答えに反応したのは意外にも恵だった
「ん?」
「右京も、同じことを言ってました。まぁそれ以上の重たい言葉で俺も驚きましたが…」
「…なんて言ってたの?」
「恋さんの為ならこの命を捨てても構わない。要約するとこんな感じです」
自分の顔が緩んでいくのがわかる
右京は、約束を覚えててくれたんだね。
どこに行ったって右京の話をして、誰と話しても右京の覚悟が知れる
私を守ろうと頑張ってくれる右京が居てくれて、こんなに幸せなことないと思う