姫は自由に生きている



「右京には見せないとダメだと思った。でも、剣と新…特に剣には絶対にこのメールを見せられなかったんだ。」


はい、と静かにパソコンを開いて俺に差し出した恵


その表情からは、"困惑" "衝撃" が見られる


パソコンのメールを見ると


「っ!!くそっ!!」


思わず近くにあった雑誌を投げつけた


「右京…これは一体…」


「今すぐ送ってきたやつを割り出せ。猶予は明日までだ。探せなかったらそれでいい。俺も部屋に戻る。いいか。これは他言無用だ。」


焦りからか、怒りからか、俺は捲し立てるように恵に一方的に話して総長室に戻った


部屋に戻っても衝動は収まらず、部屋にある視界に入った物を手当たり次第に投げつける


収まらないっ…収まらない




なんでっ…どうしてっ…




白いワンピースを着て手足を手錠で繋がれて涙を流しながら寝ている幼い恋の写真が送られてくるんだよ!!



こんな写真を持ってるのなんて、あいつしか居ねえ



ついに、動き出したか。



写真だけが送られてきたが、きっとこれからも送られて続けるだろう


恵に探せと言ったが、無理なことくらい俺が一番分かってる。

"あの時"だって、俺たちがどんなに探しても見つけられなかったから。



これはあいつからの予告、だろうな


怒りが収まらないままの俺は寝れるわけもなく、これからの事を考えていたらいつの間にか朝になっていた