姫は自由に生きている



「恋があああああ!!」

「恋たんがあああああ!!」


幹部室に戻ると剣と新は膝から崩れ落ちて叫びだし


「恋が右京の餌食に…」

「恋たんが野獣に捕まった…」


シクシクと今度は嘘泣きまで始めた。


寝ている無意識の状態であそこまで右京にピッタリくっついて寝ていた恋さんと、それを俺たちの見たことない優しい表情で見つめていた右京


2人のその姿を見て、付き合っているとしか考えられない。


シスコンの剣と本気で恋さんに惚れている新からしたら相当なショックだろう


もし2人が付き合っているならば、恋さんがどんなに嫌がっても希姫として迎えなくてはならない。


「2人とも、あのさ…」

「れんんんんん!!!」

「恋たああああああん!!!」


「…静かにしようか」


「「はい」」


ニコリと笑えば大人しくなる2人


「恋さんを希姫にするために説得しない?」

「俺も思った!」

「恋たんなんで希姫になりたくないんだろう〜」

「2人が付き合ったなら、希姫にしないと色々危険だ」

「でも、その前に先代達に許可も取らないと」

「認めてくれっかなー…」


何度も言うが、希姫が出来たのは琳さん達の代のみ

生きた伝説とされる希姫を、1代目からの先代全員が気に入り全力で守ると誓っていたそうだ。


そんなすごい方に続いて、俺たちが2代目希姫を誕生させようとしている。



先代方から許可がもらえるといいんだけど…