姫は自由に生きている





「んぅ…」


なにかに締め付けられたように苦しくて起きると、右京が私の身体をがっちりとホールドして寝ていた。


離れようにもびくともしないくらい強く腕が巻きついていて、本当に寝ているのかと疑いたくなる。


男のくせに睫毛長いし、肌綺麗だし、二重だし、鼻も口もほどよく形が整っている
身長も高いし、鍛えてるからか筋肉付いてて無駄に色気あるし


俗に言うイケメンとは右京のこと


人差し指で寝ている右京の頬っぺたをツンツンして遊びながら自分の顔が自然と緩んでいるのが分かる。


右京には私しか居なくて
私にも右京しか居ない

いつしか互いに依存し合うようになった私達の関係は、他人から見たら重いと思うだろう。


それでも、右京が居てくれたらそれでいい


なんて、いつから考えるようになったんだろうか?

右京はいつから私に執着するようになったんだろうか?


こんなこと考えるなんて私らしくないや、と自嘲しながら右京の頬を弄るのを辞めて腕の中へと戻った。






そんな私を、実は起きていた右京が愛おしそうに見つめていたなんて知る由もない