幹部室の扉を開けると、面子たちとは比べものにならないくらい醸し出す空気が重く死んだ顔をしたみんながいた。
一言声を掛けると、パァっと輝いた表情で詰め寄ってくる3人。
泣くほど私の事が心配だった剣を抱き締めながら、とてつもない罪悪感に胸が苦しくなった。
ごめんね、剣。泣かせてごめん。
きっと私が留学した時も、こうして不安に押しつぶされて泣いてたんでしょ?
大切な人を泣かすなんて、なにしてるんだろうね。
剣の気持ちが痛いくらいに伝わってきて、申し訳なくて、恵の説教どころではなくてずっと俯いていた。
きっと、私の考えている事が分かっている右京と
黙り込んでる私を心配しているみんな。
私は右京に甘えて、逃げるように総長室へと行った。
腫れ物を扱うように私をベッドへ運ぶ右京に、胸がきゅぅとなる。
行き場のないどうしようもない気持ちをぶつけるように私は隣に寝転がった右京の身体にくっつく。
弱くてごめん
頼ってばかりでごめん
迷惑かけてごめん
甘えてばかりでごめん
前に進まなくてごめん
「ごめ、なさ…い」
聞き取るには難しいくらいの小さな呟きさえも、右京は聞き取ってしまう。
「恋、寝ろ」
ぎゅぅ、と右京にしがみついて私は意識を手放した

