姫は自由に生きている


恋side


「んっ…」


目が覚めると、もう見慣れてしまった右京のドアップが目の前にあった。


約1ヶ月、片時も離れず私の隣に居てくれた

寝るときは必ず、私を抱き締める

まるで "大丈夫"
そう言われてるみたいで、安心して眠りにつけた


2人きりの時の右京は、別人なんじゃないかってくらい甘い。それはそれはドロドロに私を甘やかす。

私しか知らない右京の顔

きっと、剣たちが見たら驚くだろう。


久々に倉庫に行くと、まず最初こんな空気重かったっけ?って思った。

希龍の面子の顔に光があまり見られない。


「みんな、久しぶり」

倉庫の入り口で声を掛けると

「「「恋さん!!総長!!!」」」


さっきまでの表情が嘘みたいにパァっと輝いた


みんなをそんな表情にさせてたのは、私だよね。

ごめんねみんな


「どこ行ってたんすか!」
「恵さん達も知らなかったみたいですし!」
「良かったああ!帰ってきてくれて!」
「みんな2人の帰りを待ってましたよ!」

「「「おかえりなさい!」」」


あぁ…ここはやっぱりあたたかい


「ただいま!」

「お前らありがとうな」


あとでまた顔出すね、そう言って私たちは幹部室に向かった