「その内分かる」

「そ、っか」


また目を閉じてしまった右京は、これ以上俺の質問に答える気はないだろう。



「じゃあ俺も今日は帰るね。倉庫泊まってくの?」

「あぁ。」

「そっか。じゃあまた明日」



なぁ右京?

目を閉じたお前の頭の中では、一体どんな事を考えてるんだ?


「ほんと、人間らしくなったな」


穏やかな表情で目を閉じてる姿を見れば、思わず口からそんな言葉が出るのも無理ないだろう?


お前にいろんな表情をさせる恋さんを、俺が…俺たちが守らないわけがないだろう?


安心しろ。右京。


なにがあろうと、俺たちも全力で彼女を守るから。

なにがあろうと、お前に着いていくから。


だってお前は、俺たちの総長だからな。





俺は軽い足取りで家路についた