姫は自由に生きている


次の日、8時に起きて支度をしていたら9時にインターフォンが鳴った。

配達かなって思って何も見ずに出たら

「恋たああああああん!!ぶふぉっ!」

開けた扉から新が飛び出して来た。

抱きついてこようとしてたのでドアを思いっきり閉めてやった。

「恋たん恋たん恋たん恋たん恋たああああああん!!」

「うるさい!!」

扉を閉めてるのにも関わらず聞こえる声で私の名前をひたすら連呼する新。

近所迷惑なので仕方なく扉を開けた。

「恋たん久しぶり〜!元気?元気?」

「久しぶり。早くない?」

「恋たんに会いたくて来ちゃった!」

「あほ。右京達は?」

「車で待ってる!ほらあそこ」

玄関の方を指指され視線を向ければいつもの車が横付けされていた。

あ、みんな降りて来た。

「恋支度出来た?」

「お久しぶりです恋さん」

「………」

全員集まっちゃえばまーうるさいことうるさいこと。(主に新と剣)

「とりあえずさ、家入れば?」

玄関で話してるのもなんか悪いし。

それに私メイクしたけどまだ部屋着だし髪の毛ノーセットだし。

「やったああああああああ」

「お邪魔します」

「邪魔する」

「ただいま〜」


リビングに通すと、玄関から話が聞こえていたであろうお母さんが既に人数分のお茶を用意してくれていた。ナイス。

「あらいらっしゃいみんな。久しぶりね〜」

「「お久しぶりです」」

「お久しぶり〜剣ママ」

「母さんただいま」

「ほらそこ座って?恋ちゃんは支度してきなね?」

「ありがとうお母さん」

「俺も恋たんの部屋行きた……行かないです!!」

絶対零度の右京の睨みに負けた新は大人しくお茶を啜り出した。

うるさいから大人しくしててくれ。