姫は自由に生きている


恵side

最近ピリピリしている俺たちだけど、今日は浮き足立っている。


なにがあるかっていうと、今日は琳さんと圭介さんが2人揃って来るからだ。

琳さんは普段からよく来るからいいんだけど、圭介さんは滅多に来ないレアキャラだ。

だから面子も滅多に会えない人に会える今日を待っていて浮き足立ってるわけだ。


ちなみに圭介さんは右京のお兄さんで、琳さんを隣で支えた5代目副総長だ。


面子もそわそわしているけど、右京以外の俺たちもそわそわしている。

だって、琳さんと圭介さんが2人揃うなんてレアだから。
あの2人は俺たちにとって憧れ以外の何者でもないから。


ちなみに恋さんにはこの事を言っていない。
右京が絶対に口に出すなと言ったからだ。
なんでかは分からない。


いつも恋さんと一緒に来る剣も、今日ばかりは先に来て倉庫を面子と綺麗にしている。


恋さんはあとで車を寄越して来てもらう予定だ。


「まだかな〜圭介さん!」

ちなみに剣は圭介さんに憧れてこの世界に入ったらしい。


来ると言われていた時間の五分前に迎え入れる準備は整った。

途中で新や剣が面子を巻き込んで騒ぎ出したのはいつものことで。
それに俺が収集をつけたのもいつものことで。
全く来る前から疲れる。


ガチャ

扉が開いた。

それと同時に俺たちは立ち上がる。


「よぉお前ら〜」

「お久〜」


琳さんがいつも通り入って来た後に、圭介さんが入って来た。

この2人の喋り方はいつ聞いても同じでゆるい。

「お久しぶりです!圭介さん!」

「お久しぶりで〜す」

「お久しぶりです。琳さん圭介さん」

「……………」


剣の目はいつに増してキラキラと輝いている。


「よぉ剣〜。デッカくなったな〜。ちゃんとやってっか〜?」

「はい!!」

「おいおい弟よ。俺と態度が違くねぇか〜?」

「兄貴はどうでもいいんだよ!」

「あぁ〜ん?ちょっとこっち来てみろ〜?」

「げっ…」

なんて追いかけっこし出した仲の良い杉咲兄弟も恒例で。