姫は自由に生きている


「恋」

「本当に怪我ないよな」

「ないよ」

「ならいい」


会話終了。

その日は少し早いけど剣が幹部室に帰ってくると同時に家に帰った。


次の日から、私の護衛と警備は強化されていた。

久々行った学校では、前までトイレはついて来なかったのにトイレの前まで付いてくるようになり、みんなといる時でさえ面子の子が常に入り口で見張っている。

迎えの車は校門の前から学校の中まで入ってくるようになり、希龍はピリピリするようになった。


私も昨日の事があったから、一人になる時間と行動したいなんて言えるわけもなく。


だいたい、あのクソ女が私なんかと接触するから護衛が強化されたんだ。

まじ覚えとけよあのクソ女。(口が悪い)


でも今まで以上に剣と一緒に居れるならこれもこれであり……いや、ピリピリムードはやっぱり嫌いだ。


全く動きを見せない鴉。
一体なにがしたいんだろうか。

右京も剣も恵も新も面子も毎日動き回って疲労が溜まってきているのが目に見えてわかる。


こういう時、私はどうすればいいか分からないから困る。


早く鴉と決着つかないかな〜と思う今日この頃。