結局、恵だけじゃ無理だと判断したのか剣と新も必死に我儘なガキを説得し、4時間という時間を経て説得出来た。
「ふぅ。じゃあ剣は毎日恋さんと家に帰ってボディガードをするという事で。いいですね?右京」
「ふん」
結局最初の話でまとまった。
右京は拗ねて機嫌悪くなったけどね。
一方の私はというと
「(剣とずっと一緒…。むふふ)」
それはそれは浮かれていた。
四六時中剣と居れるなんて嬉しすぎる。
しかも私の為に剣が動いてくれるのよ?
最高な事この上ないじゃない。
神様ありがとうっ!!
初めて希龍と関わり出して感謝したかもしれない。
その日から私は剣と家に帰るようになった。
家でお母さんが喜んでいたのは言うまでもない。

