「学校で一人になるのなんて以ての外ですからね。夜中にコンビニなんか行きたくなっても迷惑ではないので絶対に連絡して下さい。というかこれから剣は毎日家に帰って恋さんのボディガードして下さい。いつなにがあってもいいように。いいですね?」


剣が毎日家に帰って来る!?


そんなの

「もちろ…「却下」…は?」

いや、右京さん総長さんなにを言ってらっしゃる?


「なにがですか右京」


「剣と恋が毎日一緒とか無理。」


「なに言ってんだ右京!恋は俺が守るから安心しろって!」


「無理」


「だーかーらー俺達姉弟だから!嫉妬するなよ!」


「無理。嫌。却下。」


いつまでたっても平行線を走る会話に、恵がまたもキレた。


「右京」


般若の顔した恵には絶対に逆らっちゃいけないと私は思うけど、、


「恋は俺と一緒に居る」


この男はそうではないらしい。


「今はそんな事言ってられる状況じゃないでしょう」


「嫌だ」


……一つ言わせて。お前はお菓子買って貰えなくて駄々捏ねるガキか!


嫌だの一点張りの右京は挙げ句の果てに拗ねてそっぽを向いた。


いや、お前何歳だよ。てか総長そんなんで大丈夫なの?


てかこれ私の話だよね?私会話に参加してなくない?え?え?